会員の皆様
3月の日本森林学会大会(北海道大学)に合わせて開催します総会・春季シンポジウムの概要、および懇親会についてお知らせします。
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森林計画学会総会
日時:2025年3月23日(日) 10:00~12:00
場所:北海道大学農学部N21講義室(予定)
内容:今年度の活動・決算報告、次年度の活動報告・予算の審議
森林計画学会各賞の授賞式および受賞者講演
森林計画学会春季シンポジウム
日時:2025年3月23日 13:15~15:30
場所:北海道大学農学部N21講義室
タイトル:「新たな」森林資源解析から「一般的な」森林資源解析へ
概要:
新たな森林計測技術が開発され、情報の解像度や取得容易性が大きく変わろうとしている。様々な計測データ、それらを用いた様々な資源解析手法が提案される中で、これから「一般的な」技術として普及していくために必要な指針について議論する必要がある。そのためには、特定の技術をスタンダートとするのではなく、どのようなニーズに対して、どのような解像度で、どのような精度で資源情報を提供できるのかを整理しなければならない。昨年度の春季シンポジウムおよび今年度の夏季セミナーにおいて、森林計測および解析技術について技術史を振り返るとともに、あらたな計測・解析技術の社会実装について議論を深めてきた。これまでの議論を背景にして、「新たな」技術から「一般的な」技術への転換に対して研究者コミュニティとしてどのように対応するのか、話題提供をもとに議論する。
13:15 - 13:30 企画説明
13:30 - 14:00 講演1
瀧誠志郎 氏(森林総研)
タイトル:先進技術による計測技術の現状と課題
要旨: 森林計測において導入され始めているLiDAR SLAM等を使った計測技術は、森林計測における情報の取得容易性や情報の解像度に大きな変革をもたらしている。本発表では、LiDAR SLAMやフォトグラメトリー等の実情を整理するとともに、ベンチマーク評価の必要性と取り組み事例について紹介し、森林資源解析のための将来的な利活用を見据えて、どのような解像度や精度が必要であるのかの議論に繋げたい。
14:00 - 14:30 講演2
大槻峻介 氏(名古屋大学大学院)
タイトル:“一般的な”森林資源解析に向けてデータとアルゴリズムに求められること
要旨:近年、ビックデータや機械学習・深層学習を活用した森林資源解析手法の研究・開発が進んでいる。この様な森林資源解析が広く安心して用いられるためには、何が必要なのか。データサイエンス的視点から考える。
14:30 - 14:45 話題提供
岡崎裕平 氏(九州森林管理局)
タイトル:九州の国有林における地上型3Dレーザを利用した試み
要旨:九州森林管理局では地上型3Dレーザを用いた林分調査に取り組んでいる。実際に地上型3Dレーザ機器を利用した使用感や課題について話題提供を行う。
14:45 - 15:00 休憩
15:00 - 15:30 自由討論
15:30 - 閉会
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総会シンポジウムに先立ちまして、前日(3/22)の夜に懇親会を計画しております(場所:札幌駅近辺)。
人数把握のため、ご参加頂ける方は以下のフォームから登録をお願いします。
https://forms.gle/u7Jfa5HW1XJjH1vp9
2/21締切です。
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森林計画学会事務局(北原文章)&広報委員会(當山啓介)
URL ; http://www.forestplanning.jp/
E-mail; jsfp_office@forestplanning.jp(@を小文字にして下さい)